2015.08.02 Sunday 12:30 | THE DAY

現在Palette新作リリースに向けて動いているのですが、今まで以上に糸や生地にこだわろうと色々と試行錯誤していました。

例えばTシャツ。

Tシャツに使われる糸は、綿(コットン)、リングスパン糸だと大きく3種類。

・カード糸
一般的に使用される綿糸。短かったり、荒いなどの未熟部分を約5%取り除いた(カード工程)綿花を使用した糸です。色艶やしなやかさが少なめで薄めの生地によく使用されるラフな風合いです。

・セミコーマ糸
カード工程後に、綿花を紡ぐ最終工程でさらにコーミング(コーマ通し)を行い、未熟部分や不純物など約10%〜15%を取り除いた綿花を使用した綿糸。カード糸よりも柔らかく、毛羽立ちが少ない。さらに繊維の長さがより統一化されているので、光沢性、耐久性もある仕上がりです。

・コーマ糸
セミコーマ糸をベースにさらにコーミングを丹念に行い、未熟部分や不純物など約20%程度を取り除き、良質な部分のみを使用し、仕上げた綿糸です。セミコーマ糸より肌触りはしっかりとしながらもなめらか。


Paletteでは、さらっと着れて肌触りも柔らかく、どんなスタイルにも合わせる為、一部を除き、セミコーマ糸を使用していました。また、シルエットも身幅含めすっきりさせてよりスタイリッシュなスタイル。

ですが、次の新作リリースからオープンエンド糸に変更しようと思っています。


・オープンエンド糸
オープンエンド糸とは空気の流れを使ってよりナチュラルに繊維を撚り合う構造になっているので、繊維の間に空間があり適度な空気を含んでいます。イメージだと綿菓子を作る要領で撚りを加えて糸にする紡績方法です。そもそも、紡績機と言って糸を作る機械自体がリングスパン糸(カード、セミコーマ、コーマ)と異なります。オープンエンドは糸自体というよりは繊維の撚り方を表す言葉。ふっくらとしたボリューム感がある一方で、ドライでザックリとした風合いが特徴で、アメリカでは数多くのTシャツに使われています。


オープンエンドに変える理由としては、個人的な見解ですが、Paletteに限らず、リングスパンはユーザーに届けたタイミングが全てにおいて100%の状態なんです。そこから着れば着るほど、当然へたってきますし、シルエットも崩れていきます。それに対してオープンエンドは届けた状態が100%だということに変わりはないのですが、へたりなどは少なく、洗いをかける毎に風合いも素晴らしくなります。一言で表現すると、“育てられる”アイテム。シルエット自体も見直し、型崩れなども少ない。綿としてはU.Sコットンを使用し、今までにも増して、しっかりとした仕上がりに。より様々なスタイリングが可能になると思います。


少しマニアックな話になってしまいましたが、こだわりをより詰め込んでいきますので、楽しみにしていて頂ければ嬉しいです。

それでは。






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